太陽光ファンドはインカムゲインを期待、株式はキャピタルゲインを期待して投資する方が多いと思いますので一概に比較は出来ませんが太陽光ファンド分配金と株式配当金の状況を見て行きましょう。
株式配当金の状況
平均配当利回り（売買単位換算）（2023年4月20日）
項目名 前期基準 予想 日経平均 2.11% 2.24% JPX日経400 2.00% 2.13% 日経300 2.10% 2.24% プライム全銘柄 2.17% 2.36% プライム全銘柄（加重） 2.31% 2.47% スタンダード全銘柄 2.13% 2.21% スタンダード全銘柄（加重） 1.85% 2.11% グロース全銘柄 0.30% 0.37% グロース全銘柄（加重） 0.21% 0.26%
引用元：日経新聞HP
https://www.nikkei.com/markets/kabu/japanidx/
太陽光ファンド（上場）分配金の状況
| ｺｰﾄﾞ | 22年下期 | 22 年上期 | 通期 | 価格23年4月20日 | 利回 | |
| いちごグリーンインフラ投資法人 | 9282 | 4,248 | 74,400 | 5.71 | ||
| カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人 | 9284 | 3,750 | 3,903 | 7,653 | 122,000 | 6.27 |
| 東京インフラ・エネルギー投資法人 | 9285 | 3,017 | 3,080 | 6,097 | 92,500 | 6.59 |
| エネクス・インフラ投資法人 | 9286 | 3,000 | 3,030 | 6,030 | 92,100 | 6.55 |
| ジャパン・インフラファンド投資法人 | 9287 | 3,005 | 2,980 | 5,985 | 91,400 | 6.55 |
※未上場の太陽光ファンドは12％を超えているものも見受けられます。
太陽光ファンド分配金と株式配当の安定性を比較
上場太陽光ファンドの中で一番時価総額の多いカナディアン・ソーラー・インフラ法人と株式の中で知名度も高く高配当の日本製鉄を比較してみます。
カナディアン・ソーラー・インフラ法人分配金
売電収益を基にしていますので分配金は安定的です。株式と異なり大きな業績の変化は無い為、価格も比較的安定しています。
引用元：カナディアン・ソーラー・インフラ法人HP https://www.canadiansolarinfra.com/ja/ir/highlight.html
日本製鉄配当金
現状2.2％前後の配当利回りで株価も上昇傾向ですから大変魅力的な状況ですが、配当金は企業業績に影響されるため変動します。
引用元：日本製鉄HP https://www.nipponsteel.com/ir/stock/dividend.html
まとめ
株式はキャピタルゲイン（株価上昇）や業績上昇により増配も期待でき想定以上の収益を得る可能性が有る反面、当然ですがその逆も有り得ます。
太陽光ファンドはキャピタルゲインは大きく望めないものの分配金は安定しており、インカムゲインを安定して受けたい方には良い選択と思われます。
以上
