太陽光ファンドとは?
太陽光発電を活用した投資方法のひとつである「太陽光ファンド」ですが、
「どのようなしくみになっているのか?」なかなか理解しにくい面もあります。
「太陽光ファンドって何?」
「どんなしくみなの?」
と思われる方も多いのではないでしょうか?
このページでは、その太陽光ファンドについて
分かりやすく解説していきます。
ファンドとは?
太陽光ファンドとはファンドと太陽光投資が組み合わさったものです。
まずはその「ファンド」について理解しておきましょう。
ファンドとは、多くの投資家から資金を集めて「投資をするスキーム(仕組み)」のことをいいます。
例えば「投資信託」や「リート」という単語を聞いたことがある方も多いかもしれませんが、
この「投資信託」や「リート」もファンドの一つです。
また、ファンドは事前に投資をする先が決まっています。
投資対象
投資信託は「日本株」に、リートは通常「不動産」に投資します。
この投資をする先のことを “投資対象” といいます。
この「投資対象が何か」によって、さまざまな種類のファンドが存在します。
では太陽光ファンドとは?
このように、「ファンド」とは、多くの投資家から資金を集めて
「投資対象」に「投資するスキーム(仕組み)」ですが、
この「投資先」が「太陽光発電施設」になっているのが「太陽光ファンド」なのです。
太陽光ファンドは 下の図のように“出資者(投資家)から集めた資金を太陽光発電施設(投資対象)に投資をするスキーム(仕組み)”なのです。
太陽光ファンド最大の魅力とは?
太陽光ファンドは投資した太陽光発電所で作った電力を電力会社に売却して収入(売電収入)を得ています。
この得られた収入から費用をひいた収益を出資者に対して分配金として支払っています。
長期の安定収入
そして、太陽光ファンドの最大の魅力はこの売電収入を長期間安定して得られるという点です。
太陽光ファンドでは、固定価格買取制度(FIT)という「20年間(家庭用を除く)決まった価格で発電した電気を買い取って貰える制度」を活用できます。
固定価格で長期間買い取ってくれるので安定した収入を得ることができるのです。
太陽光ファンドのリスクは?
しかし、太陽光ファンドにもリスクはあります。
太陽光ファンドの主なリスクは、天候などの変化による「日射量の変化」です。
太陽光ファンドの売電収入は買取価格と発電量で決まります。
買取価格は固定であっても、発電量は日射量によって決まります。つまり、売電収入は天候に大きく影響を受けます。
このリスクを回避するためには?
しかしこの日射量は、過去の天候データを統計的に用いることで精度の高い予測ができます。
日射量の予測モデルとして一般的に使われているのがNEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)が公開している「日射量データベース」です。
このデータベースでは、日本の800以上の地点における任意の角度、方位での月別、時間別の日射量を把握できます。
このデータを基に太陽光パネルの角度や方位、製品仕様などを考慮することで発電量を予測できます。
つまり、変動要因である発電量も事前にかなりの精度で予測できるのです。このため太陽光ファンドでは長期の安定した売電収入の計画を立てることができます。
出資額の回収イメージ
次に、太陽光ファンドにおける出資額の回収イメージを確認しておきましょう。
長期の安定した売電収入の計画は出資額の回収の計画をたてるうえに大きなメリットです。
例えば、想定利回り10%の太陽光ファンドの場合、およそ10年で投資した元本が回収できるという見込みを立てることができ、11年目以降は利益として見込むことができます。この点で、太陽光ファンドは長期投資ですが、売電収入の計画がしっかりしていて安心して行える投資であると言えます。
まとめ
太陽光ファンドは出資者から資金を集めて太陽光発電施設に投資をするスキーム(仕組み)です。
太陽光ファンドは太陽光発電施設で発電された電気を売却して得た売電収入から費用を差し引いて出資者に分配金を支払います。
そして、太陽光ファンドの最大の魅力は長期(固定買取期間20年)の安定した売電収入が見込め、出資額の回収が比較的計画的に行えることです。
次回は太陽光投資をファンドにするメリット・デメリットについてお話したいと思います。
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